スピーキング対策 Organ donationその1

英検1級2次対策の手始めに、LingQでHelenさんのディスカッションを受けてきました。ちょうど国内76例目の脳死移植があったのと、先週号のThe Economistで臓器移植のtopicがあったので、先生とイギリスと日本での臓器移植事情についてお話しました。イギリスでは年間3000例くらいの臓器移植(生体間も含めて)あるようです。日本と同じようにドナーとして意思表示をして家族が同意をする制度なのですが、「自分が死んだら、体は一番近い親族である夫のpropertyになる」という先生の発言にビックリしました。

私の中ではご遺体をpropertyと表現するのにすごい違和感があります。なんとなくですけど、遺体に傷をつけるということに心理的な抵抗感があって、なかなかドナーになるという踏ん切りがつかないです。以前はイギリスでも”五体満足じゃないと天国に行けない”という考え方が主流だったそうなんですけど、第一次大戦の時には五体満足でない兵士の遺体が多かったので、Vicarなどの聖職者が”五体満足でなくても天国に行ける”というふうな考えを世間に広めたということです。日本でも一般的な考え方を改めればドナー数も増えるのでしょうか?

イランは世界で唯一臓器提供に対して公式に金銭的保障が行われている国であり、世界一生体移植のドナー数の割合(100万人につき23人)が多い国です。イランではこの制度の制定以来11年で腎移植患者の待機がいなくなったそうです。保障方法は二つ。政府からの1200ドルと一年間の無料健康保険。またはレシピエントから2300~4500ドルを受け取るか。(原則としてイラン人以外は制度を利用できないそうです)。  英検対策のために始めたキーワード集めですが、どのトピックも奥が深くてただの試験対策でサラッと終わらせてしまうのはもったいないです。今は切羽詰っているので浅く広くトピックをカバーしようと思ってますけど、落ち着いたら一つ一つの話題をじっくりおさらいしてみようと思います。

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