【オーディオブック】Age of Myth: Book One of The Legends of the First Empire(2016)

Age of Myth: Book One of The Legends of the First Empire (2016)

 

時間:16時間55分

発音:イギリス

評価:5 out of 5

 

Age of Myth

 

【あらすじ】

太古の昔、人類はフレイと呼ばれる神の種族を崇拝していた。3000年にも及ぶ寿命をもち、魔法を操るフレイは人にとって神のような存在であった。ある日、フレイの領地で密猟の現場を押さえられたレイスは傲岸不遜なフレイの男に目の前で父を殺されてしまう。一介の人間であるレイスが到底敵う相手ではなかったが、フレイの奴隷であるマルコムの助けを得て”神”を倒したレイスはGod Killerとしてフレイに追われる身となる。

 

 

【感想】

The Riyria Revelationsシリーズの前日譚となるシリーズ。こちらから読み始めても大丈夫なようですが、The Riyria Revelationsシリーズの1冊目であるTheft of Swords から読み始めたほうが世界観を把握しやすく、キャラクターに愛着が湧きやすいかも。

 

The Riyria Revelationsは大好きなシリーズ。ロイスとヘイドリアンという二人組盗賊の武勇伝から二人の過去が徐々に明かされていき最終巻で大きな謎解きがある、というエピックファンタジーとミステリーのミックス具合が良いのです。

 

ここからはネタバレ。Spoiler Alert!

 

今回の主人公はGod Killerレイスと、元奴隷のマルコムかと思いきや、人間界の女性で族長の未亡人であるPersephoneと、未来を読む力をもつ少女Suri。(Persephoneはオーディオではパーセファニーと聞こえましたがファンタジーの名前は発音が難しい・・・。)そこにフレイ界の掟に背いて追われる身となったノブロン達が加わって、パーセファニー達の村を守るというお話。

 

ここからシリーズ6冊 、Age of Myth (Summer 2016) | Age of Swords (Summer 2017) | Age of War (Spring 2018) | Age of Legends (Fall 2018) | Age of Wonder (Spring 2019) Age of Empire (Fall 2019)の刊行予定となっているようです。作者のマイケル J サリバンはシリーズ全ての本を書き上げてから出版する主義のようで、途中で作者がバスにはねられて亡くなったとしても本は刊行されるらしいので安心です。

 

Age of Mythの最後でノブロンとマルコムが実は主従関係にあり、ノブロンがマルコムにフレイ殺害を命じていたが実際にフレイを殺したのはレイスだったということが明かされます。ノブロンの野望の全貌は・・・? Riyriaシリーズを先に読んでいれば、神と呼ばれた種族は直系子孫の1人を除いて絶滅していること、ノブロンの剣と剣術も直系子孫に伝えられており、ノブロンの子孫を守る一族がいること・・・を知っているので、Age of Mythでどのように神々の支配する世界が崩壊したのか、ノブロンの剣が伝えられることになった経緯は?などが明かされるのが楽しみです。

 

シリーズ全部書き上がっているならば一気読みしたい!のに2019年秋まで待たねばなりません。間があくと細かい設定を忘れてしまうのが悩み。ということで、備忘録を兼ねてのネタバレ感想でした。

 

YL:8くらい

語数:143,849語(readinglength.comより)

 

 

 


Age of Myth: Book One of The Legends of the First Empire

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