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オーディオブック Going Rogue: An American Life

Going Rogue: An American Life

時間:7時間17分 (ABRIDGED版)

発音:アメリカ英語(本人による朗読)

速度:180 /分(平均)

おススメ度:★★★★★ (女性にオススメ)

 

前回のアメリカ大統領選挙で共和党の副大統領候補として選挙活動を行った、元アラスカ州知事サラ・ペイリンさんの自伝。特にペイリンさんが好きなわけではなかったが、The Economistでこの本が紹介されていて、

Some women think her feminism is fake. But others are inspired by the way she has juggled five kids and a career.

とくにこの、5人の子供を抱えながらどうやってキャリアと両立させたのか、という部分に惹かれて聴き始めました。5月に聴き終わったのだが、なんというかインパクトが強くていろいろ考えているうちにレビューしそびれてしまった。ペイリンさんの政治的信条の好き嫌いは別として、一女性の生き方として聞いて良かったと思える本。

ペイリンさんが政治の世界に入るきっかけとなったのは、彼女が住んでいたアラスカのWasillaという小さな町の議会に立候補しないかと知人に勧められて。彼女はまだ20代で、子供の世話に追われる一般的な主婦でした。それでも”自分の町の運営に携わることが出来るいい機会だから”と立候補します。夫も”君なら議会に違いをもたらせる”とサポートを快諾。議会に当選後は、小さな娘を世話するために議会に連れていきつつ仕事をこなしたようです。その後市長に立候補し当選。市長在任中に妊娠・出産を行い、子供が生まれた翌日から仕事に復帰。彼女のやり方に対して眉をひそめる”old boys” たちも大勢いたものの、彼女は他人にどう見られようと自分のやりたい事、信念を曲げません。彼女はまったくしがらみのない新参者として、古くからの利権を守る古い政治家や有力者たちの腐敗を一掃していくのです。


この本を読んで感じたこと。日本人の謙虚さは美徳なのか!?ということ。英語に”low self-esteem” という言葉があるけれど、どうも自分は自己評価が低いというか、色々な”出来ない理由”を先回りして作っているように感じた。皆と違わないように、自己主張しないように、協調性を保つように。そういうふうに教育されているのか、自分の性格なのかはわからないけど、ペイリンさんように人がどう思うかは気にしない、自分がやりたいと思ったことを行動に移せる実行力が必要だと思いました。アメリカ人って、ちょっとしたことでも大袈裟に”出来た!”と言うけれど、そういう所は少し見習ったほうが、気持ちが楽に生きられるのではないかと。

この本でもう一つ良かった点は、女性だからといって出来ないことはない、というメッセージがはっきりしている点。ペイリンさんは幼い時から”女の子だからといって出来ないことはない”と言われて育ったそうです。だから出産、育児をキャリアの障害とは捉えない。乳飲み子を仕事に連れて行くなどびっくりするような行動もあるものの、家庭内で抑圧されずにその時々にあわせてやりたい事をどんどんと見つけていく彼女の行動力はすごいです。


ペイリンさんの”我が道を行く”生き方、真似できるものではないけれど、人生に対する前向きな態度を持つことは非常に重要であると感じたのでした。政治とは関係なく、女性は聞いてみる価値があると思います。


コメント:6

匿名 2011/01/03

選挙の時は失笑の的としてしか認識していなかったけど、見習うべき点はたくさんありそうだね。紹介ありがとう!

yuko 2011/01/04

エミコフさんへ。そうなのよ。アメリカではペイリンさん好きっていうとバカ?って感じで見られてるイメージだけど、この本で言っていることは前向きなことばかりで、見習うべきことが多いよ。オーディオブックは聞いていると元気でてくるし。お勧め。

E.Baby 2011/01/03

なんとナイスなタイミング♪ちょうどじゅりのところで新しいブッククラブにこの本出てますよね?ちょっと中身拝見したら、ものすごく興味が沸いて、ポチちゃいました。できればブッククラブにも参加したいなぁ~と思ってます。書評を読んでますます本が届くのが楽しみになりました。

yuko 2011/01/04

E.Babyさんへ。女性だけのブッククラブでこの本読んだら盛り上がるかもですね。なんというか、自分の生き方と比べて、もっと弾けないといけないなーと思いました。ジュリーはペイリンさんべた褒めですよね。いい本ですし、ジュリーの解説も交えながらならば400Pも軽くいけそうです。ディスカッションが楽しそうだなぁ〜。ブッククラブが始まったら感想きかせてくださいね。

PetitPoisLeonie 2011/01/03

ほんとだね。私も、「ありゃ~!この方が副大統領候補?あちゃ~!」としか思っていなかったわ。これを聞いたら見方が変わるかも。紹介ありがとう!

yuko 2011/01/04

Leonieさんへ。こないだも、北朝鮮のことをallyって言い間違えたみだいだし、今までの政治家みたいな重厚さはないんだけど、自分の信条がはっきりしていて、それを政治に活かしたい!という情熱は聞いていて気持ちがよかったですよ。

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オーディオブック Going Rogue: An American Life - The Glad Game より
trackback - yukoxoxo2000 より 2011/01/03

【ブログ更新】http://bit.ly/dJOadT ペイリンさんの本。アメリカ人女性と自分の違いをひしひしと感じた。日本では、あからさまに女性差別をされているわけではないが、自分で自分の可能性にキャップをしている部分もあるのかなと。

trackback - PetitPoisLeonie より 2011/01/03

The Glad Game > オーディオブック Going Rogue: An American Life http://t.co/dCja9X9 via @zenback ほほう、女性として、momとして聞いてみたくなる内容のようですね。興味津々です。

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