いま流行りのChatGPT。英語学習の未来だ!的に騒がれているのを目にして、単語説明など気軽に試してみたりしていたのですが、まだ完全に信頼してはいけないかも・・という出来事がありました。
TwitterでChatGPTでお薬のことを調べると良くない、という発言を見かけたので試してみました。
アダラートCRは、カルシウム拮抗薬の一つで高血圧症、狭心症などに使われる血圧降下薬です。インターネットの他にも薬剤情報書、薬の本などで確実な情報が得られ比較できるので、ChatGPTで「アダラートCRについて教えてください」と質問してみました。
一段落目。アダラートCRは中枢神経系刺激薬の一種、とありますがカルシム拮抗薬です。メチルフェニデートを主成分として含有→ニフェジピンの間違いでしょうか。
注意欠陥多動性障害(ADHD)や過敏性腸症候群(IBS)の治療に使用される→高血圧症、狭心症などに用いられます、が正しい。
二段落め。CRが徐放剤である、という説明は合っているようです。この段落は正しい。
三段落め。処方薬で、用法容量を守りましょうという一般的な説明はOK。主な副作用として挙げられている、不眠、食欲不振、頭痛、吐き気、不安、イライラ、心拍数上昇などは、一段落目の中枢神経系刺激薬の副作用でしょうか。
少しの正解と大部分の間違いを巧妙にかけ合わせ、最もらしい答えを出しています。ChatGPTはマンスプレイナー、とThe Battle for Internet Search という記事で読んだのですが、間違ったこと自信たっぷりに説明する様子はまさにマンスプレイニング。
学習を重ねていくうちに正確さが増していくのかもしれませんが、今はまだ確実に答えが分かっている質問に限って使用するのが無難かもしれないと思いました。今まで使用した英語の質問の答えも自信たっぷりに間違っていたのかもしれない。